ちょうごうきん。〜こども心を忘れられず散財する〜

散財日記。ロードだったりゲームだったり漫画だったり

OMNINAS KD20のスピードが出ない(ただしMACOS限定)※その後新しいファームでたので少し変わってます。

通り、NASを入れ替えました。

SHUTTLE OMNINAS KD20

SHUTTLE OMNINAS KD20

Shuttle NAS KD20 OMNINAS KD20

Shuttle NAS KD20 OMNINAS KD20

HDD価格がタイの洪水の前まで少しずつ戻ってきているので、ここがタイミングかと思って(データの入れ替えできる時間的な都合もあって)、購入。

HDDはWDのGREENの3T。WD30EZRX。

Western Digital Caviar Green 3.5inch Intelipower 3.0TB 64MB SATA6.0Gbps WD30EZRX

Western Digital Caviar Green 3.5inch Intelipower 3.0TB 64MB SATA6.0Gbps WD30EZRX

当初、現在使っているバッファローの新機種に乗り換えるのも考えましたが、やはり割高。そこがネックになりました。
あと高性能のNAS専属メーカーGNAPも考えましたが、
予定していたWDのHDDが対応リストから無かったため、泣く泣く除外。
まあ、HDDの固定の仕方が、2ドライブモデルのT212は今ひとつ適当な感じが否めなかったのも理由。

で、博打ではあったのですが、ShuttLe社製の初物のNASキット、KD20を導入してみました。

一応OEMは手がけたこともあると言うことでしたし、私が初めて手にした自作PCのマザーもShuttleだったので、メーカーにタイするイメージもよかったので。

その他、筐体のかっこよさも選んだ理由です。
U字型のアルミフレームと白色のプラスティックフレーム。
HDDをホットスワップする前面には蓋もあり、デザイン的なこだわりも見えます。
このプラスティックが問題となるのですが・・・。



さて、インストールは問題ありません。
HDDの固定はねじ二つ。それなりにきっちり固定されますので、問題なしかと。
電源はACアダプタ。
標準的な物なので、容量と極性さえ間違えなければ、何かあった時でも代替え品を秋葉原日本橋に近い人なら用意できると思います。
バッファローの電源内蔵型はそれなりに便利だったのですが、
何かあった時に交換できるかという点については場所がとられますが、ACの方が有利かもしれませんね。


さて、その後ソフトウェア設定でですが、ネットワーク接続も付属ソフトで本体が問題なく発見されます。WINもMACもあります。

簡単設定をうたうだけあって非常にメニューもシンプル。
逆にシンプルすぎて困るくらいです。


そもそもSMBだけなのか、ジャンボフレームなのかとかよくわかんないまま接続されてしまいます。
あ、あと固定IP設定にしているのですが、DNSルーターに設定しようとしても設定できませんでした。
特定のIPだからだめなのか、そもそも設定されているけど、表示されないのかよくわかりませんが。


あと日本語も微妙で、共有設定のあたりはわかりにくかったですね。
いわゆる外部からの接続のための共有フォルダの話と、IDの話と、NASの機能としてのイントラ内の共有の話が日本語的にごっちゃなんですよ。

気がついたらShuttleに外部からの接続用のドメインを勝手に作成していたりもしました。うちではそんな機能使わないのでいらないのに。




さて、プラスティック部分が問題となるのは、びびり音です。
前面の蓋とかが響いたりするのです。
たぶん筐体の設計がゆるいのだとおもいます。
プラですから、マージンとってある分がだめなのでしょうか。
上から重しなどで押さえてやると止まりますので、
わが家では、オーディオテクニカのインシュレータを下に4つ、上に重しとして位置を適当に音を見ながら乗っけてみたところ、ほとんど音は無くなりました。
もしかしたら、データ転送も少し安定するかも。

あと関西の周波数の問題もあると思いますが、家族はACアダプタの高周波がうるさいらしいです。俺は聞こえないんですが。

で、WINDOWS7頼の接続は全く問題ありません。
動作もGIGABITらしい早さでキビキビしています。




さて、今回デザインなど含めて結構気に入っているのですが、
最大の問題点は実用面でどうしようもないことが起こっているからです。


MACOSXからの接続がやたらと遅いことです。


とにかくインデックスが生成されない感じで、常に初めて読みに行く感じの遅さ。
特にでかいファイルだと顕著。
転送速度もしょうじき遅いです。


一応ググってみたところ、
MACは、SnowLeopard・LIONそれぞれでもネットワーク接続について違うらしく、

SMBがやたらと遅いのでAFPで接続した方がよいとか

AFPは理論的に遅いとか

SPLOTLIGHTの対象にならないとか

LINUX系では基本的にディレイ値が大きめのなので、設定変更ではやくなるとか、

まあ色々。
結局うまくいく方法は見つかっていません。


ちなみにうちの環境では新しいファームでAFPはでてきて、TimeMachine対応のはずなのですが、うまくつながりません。


とにかく、情報が少ないばくち打ちで買ったNASなので、はやくどなたかの情報をいただければなぁと思いつつ。

※新ファームがでました。
ftp://download.tw.shuttle.com/NAS/KD20/Firmware/OMNINAS-7821_2.10.20121016.TAR.GZ

わが家では、とりあえずこのファームからAFP接続ができるようになりました。
ちなみに一度「OMNINAS-KD20AFP」というサーバーにAFPで接続すると、通常のSMB接続の「OMNINAS-KD20」もAFP接続できるようになってるっぽい。素人なので確認できないけど。というか、勝手にAFP接続になってるような節がある。たとえばアイコンが変わるとか。

伴って、ファイルアクセスのスピードがずいぶん改善された気がする。

再起動しなければどうしようもないという事態は起きなくなった。

あと、「OMNINAS-KD20AFP」で接続した後、そこからアクセスしてファイルを触ろうとすると、読み取り専用になってるっぽい?
たとえばiTunesのライブラリをNASに置いている状態で、「OMNINAS-KD20AFP」に接続して読みに行くと、カバーアートの追加ができなかったりする。


※更に追記。海外サイトにはでてた情報が日本サイトにも出ていたので,引用。

※こちらをご覧下さい※

ファームウェア更新の際に、1.11.20120823を飛ばしてアップデートしてしまうと、AFP(Apple File Protocol)接続がうまくいかないため、Apple Timemachineがご利用になれません。 1.11.20120823を飛ばしてアップデートしてしまった場合、一度1.11.20120823に更新してから、以下の2.00.20120926にアップデートして下さい。



とのことです。
そんなことがありうるファームウェアってなんなんだろう?






※更なる追記その2。
結局のところ,安定している状態は以下。
iMac(late2009,Lion)
有線接続GigaHub経由
WZR-G300HN
KD20(設定にはDNS入れず,ファームは最新20121016,メディアサーバー,iTunesサーバー等全てオフ)
起動時の接続の自動化はせずに,立ち上げ後,smbやafpを明示せず,一覧に出てきたところで,「Timemachine用のKD20-***-AFPを無視して」,接続。


※更なる追記その3。20121213付で新しいファームが出ました。
ここで,AFP関係のバグが整理されたようです。
一気にバージョンアップしても大丈夫な模様。

実際,小賢しい技?というかおまじないレベルですが,を使わなくても概ねMACカラの接続も安定かつ高速になったようです。
これで実用レベルになったかと思います。


というわけで,
ケースの鳴きが気にならない(家族は最初ACアダプタのコンデンサの鳴きもかなり気になったようですが,安定してきたようです)かつ,3Tを超えるHDDを使ったRAIDなどが組みたい,などな人はWINでもMACでも使えるNASになったのではないでしょうか?
ま,ここまでしっかりファームアップしてくれたことには,SHUTTLEの意地が見えた気もします。が,正直裏切られずホッとしましたというのが本音ですが。頑張った開発陣に感謝。