ハードディスク急騰

アマゾンで急遽散財。
Lacieの外付けHD２T。7980円。

LaCie 3.5インチ 外付ハードディスク 2TB LCH-DB2TU

先月来タイ国での洪水騒ぎで，様々な工場で被害が出ている。
俺がパッと思いついたのは，SONYのカメラ（αとかがタイ製だったからね）とか，アジア圏の出荷工場となっている日本メーカーの自動車とか，だったんだが，よく見たら，現在録画によく使っているWesternDigitalのHDDもタイ製だった。
そういえば，年末進行で録画予約も多くなる時期。
洪水ももう少し早く収束するかと思ったのだが，意外と長引き，バンコクまで被害が広がっている状況。
軽い気持ちで見ている場合ではなくなってきた。

それに気づいたのが，先月下旬。その段階でアマゾンの価格をチェックしたところ，軒並み在庫切れ。
ちょっと遅かったようだ。

幸いなことに外付けドライブは，メーカーが様々な価格変動を抑える対策が取られていることもあって，まだ変化がなかったので，今回購入することにした。

最大の後押しは，impressのメルコ社の決算の記事。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20111101_487839.html
引用すると，
＝＝＝＝＝＝
被害を受けたのは既報の通りWestern Digital(以下WD)ではあるが、WDのHDDのうちおよそ6割がこのタイの工場で生産している。WD自体は世界におけるHDD市場のおよそ3割のシェアを持っているので、換算すると市場のうち16〜17%に相当する台数を生産できなくなっている。現在WDは残りの工場で増産する方針だが、洪水被害以降WDは現在もなおHDDを一切出荷していないという。

（中略）

　また、被害はWDのみならず、HDDの核をなすスピンドルモーターを製造している日本電産(Nidec)も被害を受けた。現在日本電産のタイ工場も稼働していないため、このモーターの供給を受けているSeagate、日立GST、東芝なども影響を受けるだろうとしている。

（中略）
　また、グループ企業で大量購入できる強みも活かす。HDDが安い時は大量に仕入れ、バルク品をCFD経由で市場に流し、絶対的な販売台数で売上を作るが、今回の被害によりCFDで市場に流すバルク品の量を減らし(粗利益の薄い製品を減らす)、バッファローでNASや外付けHDDなど、付加価値の高い製品で市場に投入することで、利益を確保していきたいとした。
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ポイントは，
・WDはタイの洪水以来一度も出荷できていないこと
・Nidecも被災したので，他メーカーも影響がある
・バルクの流通量は減る
の3点。

WDのHDDは最も安価で良かったわけだが，これは年末まで高値ないしは入荷なしが続くだろうし，他社製も影響が出ること，そもそも他社製品自体も入荷が怪しいということが伺える。
実際，昨日段階でYodobashi京都ではバルクの在庫はほぼ壊滅だった。

この記事が出たのが2日前なのだが，昨日になってIO-DATAとバッファロー両ブランドが値上げをプレスリリース。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20111102_488121.html
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20111102_488151.html

俺が思ってたより事態は早く進行している模様。

これは一刻の猶予もないってことで，年末進行の万が一を考えて，外付けHDDを購入を決めたというわけ。

実は，年末に向けて自炊とかLDキャプチャとか進めようと思っていたのだが，いずれもHDDを圧迫する行為ばかり。もう一個くらいあっても良いかとも思うが，家族の理解は得られまい。一個で何とか我慢しよう。

追記：

Lacieは在庫切れになった模様。
今安そうなのは，

BUFFALO USB2.0 外付けハードディスクドライブ 2.0TB HD-CL2.0TU2/N [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)]

I-O DATA 東芝[レグザ]対応 USB 2.0/1.1接続 外付型ハードディスク 2TB HDC-EU2.0K [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)]

I-O DATA HDD 外付けハードディスク 2TB USB2.0/静音冷却ファン搭載/パソコン 日本製 HDE-U2.0J

あたりか。