ちょうごうきん。〜こども心を忘れられず散財する〜

散財日記。ロードだったりゲームだったり漫画だったり

覚え書きScanSnapによる自炊フロー

FUJITSU ScanSnap iX500 FI-IX500

FUJITSU ScanSnap iX500 FI-IX500

さて、勢いで(といってもかなり自炊ブロガーの方を研究させていただいたが)買ったScanSnapであるが、とりあえずどのようなフローで自炊しているかを覚え書き。

先人の知恵もたくさん拝借しているのだが、あまりにも多数のところから私の好みの設定に変更しつつ作業しているため、どのブログからとはっきり言えないのだが、ここで皆様に感謝とお礼を申し上げます。


さて、まず道具ですが、
裁断用に
■アル助

[rakuten:mao:10561681:detail]
■カッター■カッターマット
プラス カッターマット 両面 A3 300×450mm グリーン 48-584

プラス カッターマット 両面 A3 300×450mm グリーン 48-584

オルファ(OLFA) カッターマットA4 (225x320x2mm) 134B

オルファ(OLFA) カッターマットA4 (225x320x2mm) 134B

アル助とマットのサイズは裁断する物に合わせればOKかと。
アル助のすごいところは、滑り止めがあることと、歯がずれて指を切らないように溝が一本入っていること。まさに自炊むけ。

あと、普通のカッターもあった方がいいかも。一発でローラーカッターで裁断は不可能だと思います。



では、裁断ですが、通常の少年誌のコミックスを想定していきます。
■表紙をはがす
表紙は手でもげます。表紙だけを裏返すようにもって、少しずつ上辺から引っ張ります。
カラーページとひっついてない限りはほぼこれで表紙と本文を分離できるはず。
一応裏表紙に特別なイラストや漫画が収録されているケースも考えて、スキャンできるよう歯がした時の糊を普通のカッターで削っておくとよいかと。
■本文を二分割にする
半分かなーというあたりで思いっきり本を開く。で当たりをつけた後、普通のカッターで二分割します。小学生の工作レベルなので一般的な教育を受けた人なら説明はいらないと思いますが、コツは歯を本と水平に極力するように当てていくイメージ。垂直にカッティングするとページに傷がはいりやすくたぶんうまくいきません。
■裁断
半分こされた本文をローラーカッターで裁断します。目安は1センチ程度。
製本の品質にもよりますが、まれに糊がかなりはみ出ている本もあり、1センチでもまだ糊によってページとページがひっついている場合があります。
解説ブログなどではさらに余裕を持って1,5センチ程度を目安としている方も多いかも。
普通に読む分には2センチくらい裁断しても問題ありませんが、見開きページなどでは残念な感じになるケースも。
ただ、うまく裁断できていないと、スキャンした時に詰まります。
そして糊によってマシンの清掃がかなり面倒になります。
裁断は、当てた定規を動かさないことと、思い切って一気に行くこと。
ずれたところを何度も裁断したりすると、紙くずが大量に出ますし、がたがたの裁断面になります。
裁断が終わったら、前述の糊が残っていないかの確認のためにばさばさと裁いたりして、確認し、ついでに紙くずを払います。
私は、この作業の関係もあって、裁断とスキャンはちょと時間をおいてからがよいと思ってます。紙が落ち着く感じがします。

■スキャン
スキャンの方向はもちろん効率よく横向き
ただ、どっち向きに入れるんだったか判らなくなりがちなので、注意が必要。
もちろんですが、裁断していない面を下向きです。
あ、表紙カバーはなぜか最後が取り込めません。
たとえば、カバーの先頭ページから取り込む(右が下向き)と、最後のページがちょっと欠けます。
これは、リボンマスコットコミックスのように最後の折り返しに、作者コメントがあるコミックスの場合、こまりますので、逆向き(左が下向き)に取り込む必要があります。
もっとこだわる人は、表紙もカッティングして、取り込むしかなさそうです。


●スキャン設定
私の設定は、

アプリ選択 なし
保存先 適当
読み取りモード
  スーパーファイン(白黒600dpi)
  カラーモードの選択(カラー)※モノクロ原稿も全て
  読み取り面の選択(両面読み取り)
  原稿の無鬼を時と動的に回転します ×
  白紙のページを自動的に削除します ×
  継続読み取りを有効にします ○
 オプション
  裏写りを軽減します ×
  文字をくっきりします ○
  文字列の傾きを自動的に補正します ×
  原稿を上向きにしてセットします ×
 ファイル形式
  PDF
 原稿
  サイズ自動検出
 ファイルサイズ
  1

  
です。
*1

■加工
取り込みが終わったら、次に加工です。
マカーな私ですが、ここばかりはWINDOWSに頼ります。

http://no722.cocolog-nifty.com/blog/chainlp/

その筋で知らない人はいない、NO722氏のChainLPを使います。
あ、PDFにしたからといって、ACROBATは要りません。
とりあえず、ChainLPをダウンロードしたら、マニュアルをよく読んで、必要なファイルをそろえます。

私は、
 ・PCで鑑賞する。
 ・KindlePaperWhiteで外出先で鑑賞する。
 ・将来的にSonyReaderや、KindlePWの新型が出る可能性に備える。
の3点を重視し、以下のようにファイルを作成しました。

 ○取り込んだ原寸のまま補正のみを行ったZIPファイル
 ○KindleGeneを用いてKindlePW用のmobiファイル

さて、とはいうものの、さして難しいことはしていません。
取り込んだPDFをそのままドラッグするだけ。
きちっと必要なファイルがあれば、認識します。
やることは、
○取り込んだ向きが奇数偶数でばらばらなので、
奇数→左90°、偶数→右90°整える。
○白紙ページを手動除去
○レベル補正・ガンマ補正、ページ補正
○解像度変更(mobiのみ)
です。


この続きはまた次回とします。

*1:モノクロ原稿もカラーで取り込まないとグラデーションが破綻しやすいです。 赤みを帯びた古い漫画・雑誌などのホワイトニングもカラーの方が有利です。 スーパーファイン以上はスキャン後のアップスキャンになるらしく、意味がありません。 http://japanese.engadget.com/2013/07/24/scansnap-sv600-scansnap-sv600-1/ JPGではなく、PDFの方が高画質に取り込めるそうです。 傾き補正や裏写り軽減はかけるだけ余計でした。