ちょうごうきん。〜こども心を忘れられず散財する〜

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iPod Classic シルバーかってしもうた話

先日の宴会の帰り、酔っぱらった状態でヨドバシカメラへ行ったんですよ。
んで、勢いで買っちゃいました。


以前から、通勤中の音楽生活を改善したいと考えていたので、ポータブルオーディオを下調べしていたのです。
1:現在うちは約9000曲近いライブラリをmp3(192kbps)で持っているのですが、総容量が約50GByteあります。これらを全て持ち運べること。
2:音質ができるだけよいこと
3:条件がうまく合わないなら、とりあえず2の条件を満たすためにヘッドフォンの買い換えも検討する
ま、こんなイメージで探し始めたんですよ。

1の条件に合うプレイヤーは64GByteクラスがある、SONYのAシリーズか、新発売のZシリーズ。もしくはiPod Classic160GByte。
と考えた時に、それなら何でiPhone4S契約した時に64Gモデルにしておかなかったんだよ、という突っ込みはごもっとも。
いや、3G使っていた時は音質もそれほどでもなかったし、プレイヤーとしての操作感とか(ヘッドフォンが外れた状態で再生すると外部に音がガンガン鳴っちゃって恥ずかしい思いをするとか、そもそも3Gがモッサリしているとか)あまり好きじゃなかったのでね。ところが、4Sって音質かなりよくなっているんですよ。少なくとも、手持ちのNW-S700Fシリーズより明らかにクリアな感じです。あ、テストは、MDR-EX90です。

そうそう、MDR-EX90といえば、これの後継機種と言われているMDR-EX500が結構安売りされているんですよ。というわけで3の話なんかが出てきていたわけです。一応、4S買った時にBAタイプも試してみたくて(4SにバンパーをつけるとMDR-EX90が刺せないのが主要因ですが(汗)、AppleApple In-Ear Headphones with Remote and Micを一緒に買ってます。こいつは、遮音性は抜群ですが、コードからの接触ノイズがひどいのと、耳の結構奥まで入っちゃう装着感があまり好きではありません。イヤーピースをソニーに替えるとよいという記事を見つけて、捜したら、例のタイの洪水の一件でソニー製ヘッドフォンイヤフォンおよびパーツが非常に品薄という自体で、HDDだけにとどまらずここにまで俺の趣味への悪影響がタイからやって来ているとはと思わずにはいられない感じで。んで、そういう装着感ではMDR-EX90ほど個人的に好きな装着感は無いんです。きっちり止まるというか、浅くはまるというか。MDR-500シリーズで躊躇したところが実はこれで、ドライバを横向きに設置して、サイズを上げるという技に出たんですよ。故に、EX90のような装着感が無くなり、奥まで刺さるイヤホンになってしまっているのでした。というわけで、3もあやふやなままに。
いっそのこと、MDR-CD900STを買おうかしらとも思ったが、さすがにあれをスーツ姿で装着する勇気と入る鞄が無いので、やめ。いずれはほしいが。

つーわけで、1の条件に満たすプレイヤーでできるだけ2を考慮しようという流れになったわけですが、ここまで来るのに何日オーディオショップに通ったのかはわかりません。
それはさておき、検討中に例のZシリーズが発売になり、視聴させてもらったところ、なるほど音がよい。デジタルアンプ特有のクリア感が個人的にはよいと感じられた。インターフェイスAndroidなので、なれるまで時間かかりそうだけど、日本で解禁になったらGoogleMusicも使えるWi-FI対応もうれしい。サイズはめちゃでかいけどね。で、1・2の条件を満たしているので、これかなーという感じで心が固まってきたんだけど、問題になったのが、値段と容量。先ほども書いたとおり、うちのライブラリは約50G。若いうちはお金もないし、あまりライブラリが一気に増えることは無かったけど、今はTSUTAYAもあるし。また、音質にこだわるなら、ロスレスでしょ?という悪魔のささやきもあって、果たして64Gで足りるの?という考えが急浮上。もっとも、64Gメモリータイプはかなり割高なのも事実。5万円近い金額になるので、そこまでする価値があるのかという話にも。

で、暫悩む日々だったんですよ。
容量と金額のiPod Classicか、音質と新し物のWALKMANのZシリーズか。
ネット等の評判だと、iPod Classicはかなりアンプの性能が悪いとの話なので、それもかなりマイナス評価ではあったのですが、そこまでひどくは無かろうという甘い考えと、いざとなれば、ヘッドフォンアンプを別途買えばいいやという楽観論が出てきたので、かなりiPodに心が揺れてきました。


で、購入。
酔いの勢いって怖いなぁと思います。
迷うことなく、シルバーとパワーサポートのシリコンケースを購入。
家に着くなり、酔っぱらいなのに、ちゃんと液晶保護シートをきれいに貼っているあたりさすが俺と自画自賛
どうでもいいですが、最近のスマホブームで、電車内で液晶保護シートをきれいにはれていない人をよく見かけます。世間の人はそれほどうまくはれないのだろうか?
これからは、自動で全ての楽曲を転送すればすむというのは本当にありがたいことです。同期も楽ちん。
さて、音質はというと、前情報通り、いや予想を超えたひどさでした。
まず、イコライザは使うと音が割れます。使わない。
さらに女性ボーカルでビブラートを効かせたような曲はイコライザ関係なく割れます。使えない。
致命的なのが、ボリュームが基本的にでかいので、小さいボリューム設定ができない。難聴になりそう。
そもそも、iPod Classicって、ボリュームを最小にできない仕様って皆さん知ってました?かなり致命的なおかしさを感じるんですがね。
ちなみに最小の音で個人的には十分聞き取れます。
もう、これはどう考えても、DAが終わってそこからアナログで増幅するアンプが悪いとしか思えません。
それで、iPodコーナーにはDockから音を出力するアダプタがやたらと売っているんだなぁ。


はい、早速買いました、Dockから出力するヘッドフォンアンプ。コストかけたくなかったので、中国メーカーで最近有名になってきたFiiOというブランドの電源いらずのリモコンタイプのやつ。2000円程度でおつりが来る代物です。まあ、音割れがなくなればいいやくらいの軽い気持ちで購入した物の、この変化にはまさに驚き。
私の耳では、4Sのヘッドフォンより明らかにクリア感が増して、楽器ごとの音がはっきりと聞こえるようになります。ここまで違うと笑えますね。iPodの設計者はいったい何をやってるのかねと。
そうそう、欠点もありまして、iPodはヘッドフォンを抜くと再生停止になるので、急いでいる電車の乗り降りでは非常に便利だったのですが、それが効きません。加えて、ボリュームも本体からは操作できなくなりますので、FiiOのリモコンで行うのですが、抜き差しをするたびにボリュームがリセットされてやたらと大きい音が鳴ります。忘れているとかなり焦ります。


ま、結論めいた物は、こんな感じです。
1:容量を優先するならiPod Classic一択。
2:現行のSonyのデジタルアンプ搭載機種はかなりクリアな音質でおすすめ。数年前とは次元が違う。
3:iPhone4sのアンプも捨てたモンじゃない。普通ならこれで満足できるはず。
4:iPod Classicのアンプはどう考えても欠陥があるからアンプ必須。
5:ヘッドフォンアンプの世界もかなり奥が深いが、Classicはひどすぎるので、安い物でも効果絶大。
6:酔っぱらうとすぐ物を買ってしまう。