x-アプリとiTunesとmp3のIDタグについて思う。
タグだらけですが、たまには違う話も。
うちでは今TSUTAYAブーム。
なぜって?
4枚レンタル1000円だから。
1枚3000円のアルバムだとすると12分の1の値段で楽しめるわけです。
でも、個人的にはこれが適正価格のように思います。
海の向こうでは、
99セントで128kbpsのAACファイルが1曲買えるわけです。
10曲平均のアルバムと考えれば、約10ドルでアルバム1枚です。
これでも今のご時世なら高いかな?
なぜって?
エンターテインメントとして、
楽しむのは映像も音楽もその他携帯やゲームも同じ。
昔ならそういう娯楽自体が少なかったし、時間もたっぷり。
娯楽にお金を払うこと自体がステータスで。
いいものにはそれ相応の対価を払える環境がありました。
ところが、デジタル化、
それ以外の娯楽(ネットやケータイやカラオケなどなど)の普及によって、
娯楽自体の価値が相対的に低下しているんですよね。
ましてやタイムイズマネーのこのご時世。
時間泥棒の娯楽というものはむしろ邪魔者扱いされる場面も多くなっているはず。
それに、映画のDVDの平均的な価格
(今だったら2000円以下ですよね?1000円くらい?)
よりも高いお金(アルバム1枚3000円)を払うわけありませんよね。
正直、フルデジタルコピー可能な状態でCDが1枚300円くらいが
せいぜいいいところだと僕は思ってます。
さて、それは今日の話題ではなく。
話題はSonyのWalkmanに付属のmp3管理ソフト「xーアプリ」のバグの話題。
SonicStage時代から怪しかった挙動なのですが、
CDからデータを取り込む際に、
まれに(条件はわからないのですが)失敗することがあります。
失敗というのは、IDタグの書き込みに一部失敗するというもの。
今までその中身がよくわかっていなかったのですが、失敗例を見ていて法則性がようやく見えてきました。
要は、xアプリは、IDタグを、v2.3(UTF16)+v1.1という条件で書き込むのですが、
まれに、このV1.1の書き込みに失敗しているようです。
中にはV1.0で止まってしまうものや、V1系すべて失敗しているものも。
あ、このV2系とV1系というのは歴史がいろいろありまして、現状としてV2.4がもっとも最新版。
ただし、2.4は普及していないので、2.3で書いておくのが無難とされています。
V1系統とV2系統は書き込まれる場所も文字数やフィールド数も違いますので、共存が可能。
V1は文字制限が厳しすぎたのでrmpなんて言う規格が日本独自で生まれたのも今は昔。
で、xアプリは、IDタグ以外にもデータベースを持っているので、
IDタグに頼らなくともファイルの情報管理ができているため、
xアプリだけを使っている人はその不具合に気づかない人も多いかもしれません。
ところが、こうして不具合が発生したファイルを
iTunesやむかしのmp3プレイヤーなどに取り込むと、
V1系しか読み込めない可能性があるわけです。
で、今回フリーソフトのSuperTagEditerを使って、確認してみたところ、
ずいぶんと失敗しているファイルを発見。
かなりの確率で失敗しているようです。
もしSonyの人見ていたら、原因判明させてバグフィックスしてね。
追記:2.0リリース。
とか書いていたら、本日にヴァージョンアップしてますね。
安定性の向上とか、MDに対応とかSonyにしては心温まる対応。
一応期待してインストール中。