思い出の財布

先日財布を買った。
以前から新しいのは必要だとは感じていたのだが、今使っているやつに思い出と愛着があったので、当面は変えたくないと言う思いがあったので、実際に予算を計上したことはなかった。

が、ついに疲労に耐えきれずに穴が空いてしまった。

しょうがないので、予算を削って柔らかめの革でカードとお札のみが収納可能なPSの茶財布を購入しました。\12800。本当はコードバンのやつが欲しかったんだけどね。

まぁそうやって財布を購入したのはいいんだけど、やはり以前使っていたやつは思い出深い。捨てられずに今机の上に置いてあります。
なんでそうこだわるかって言うと、前につきあっていた彼女さんからいただいたプレゼントだからです。アニエスベーの黒の折りたたみ財布。
当時は、服装も適当で持ち物もさほど高いものは身につけていなかったので、本当に嬉しかったし、俺の持ち物の中で携帯に次ぐ高いものだったので、中身より外見が高いと洒落にならない感じで笑い話をしていたものです。
まー、色々あってわかれてしまったわけですが、彼女からもらったプレゼントは大切にしまってあります。ですが、その中で唯一の例外がこの財布で、しまわずにずっと使っていたものだったのです。
しかし、諸行無常のこの世の中。永遠と言うことは決してありません。使えば当然消耗してしまいます。

ついにこの日が来たという感じでした。まー、しょうがないですが、一つの俺の中での歴史が終わった気がしました。懐かしい大学生時代を思い出しながら、その思い出をそっと机の中にしまった社会人の秋でした。