ちょうごうきん。〜こども心を忘れられず散財する〜

散財日記。ロードだったりゲームだったり漫画だったり

『clannad』

今更だけど、先日『clannad』初回版を購入した。
\2980だったと思う。


別のものを買いに行ったついでだったんだけど。
今度TVアニメにもなると言うことだったので、それまでにプレイしておきたかったこともあって発売当時は手を出さなかったんだけど改めてプレイ。


前作『Air』と比べるとフラグがかなり多岐にわたっていて攻略の手順も一様ではないようで、様々なルートでいけるみたいです。それがさまざまなパターンのやり直しがきくということにつながり飽きないのは確かですが、そもそも一本道でもシナリオが長いので面倒な面も。とりあえずCGコンプリートまではプレイしました。


もうおっさんですから、はじめの一回目だけは何も参考にせずプレイ(それでも渚EDまでノーセーブでいけましたが)して、その後は攻略サイトに頼ってしまいましたが。


さて、発売当時のネットで騒がれていた事柄を思い出しつつプレイしたのですが、樋上いたるの絵柄については、正当に進化している(流行にそっている)と感じましたので個人的にはアリ(ただし絵柄が安定しないのはいつもどおりで、EDの一枚絵と立ち絵とのギャップがかなりあるものも……)。Clannadの由来とされる(違うという話もありましたよね)「家族」についてのお話もいままでのゲームでは踏み込まなかった、学生生活のその後まできっちり描写していることや(そういや『同級生2』のEDがつきあった二人の未来をEDにしていたことをふと思い出した)、プレイヤーがプレイ後にちゃんと現実世界に帰ってこられるような既読後のさわやかさは好感がもてました。


個人的に難を挙げれば、キャラクターの個性作りや設定作りの面かなぁ。
先日『Kannon』のDVDに収録されているオーディオコメンタリーで麻枝准が、カスタマーが望むゲームの文法を勉強させて貰って『Kannon』を作った、みたいなことを話していて、なるほど我々オタクのツボを押さえてのゲーム設計をしているのだなと改めて思ったのだが、この『Clannad』はシナリオ面ではそれがちょっと抑え気味かなぁとは思うのですが(いわゆる泣きゲーとよばれるようなお涙ちょうだい的な内容は控えめ)、キャラ設定にはそう言う面を多分に感じたのでした。


概して言えば満足度の高い作品でした。


せっかくなので後日談『智代アフター』もプレイしようかと思っているのですが、実はすでに廃盤だったりします。