『武士道』新渡戸稲造とジム

新渡戸稲造『武士道』を読了。新渡戸稲造ってなんで西洋文学とかこんなに詳しいわけ？これだけ詳しい上に、自分よりちょっと古い日本のことについて、西洋の事例などを引き合いに出しながら語れるのはすごすぎるな。まあ、それだけの偉業だからこそ、古典として残ったわけだし、海外でも読み続けられているのだろうな。
俺も江戸時代の文化風習を専門にしていただけに、微妙な部分もあるんだけれども、日本に暮らす日本文化で育った人間なら一度は目を通しておいてもいいと思う。何でかというと、今の日本人ってこの『武士道』にかかれていることって完全に知らない内容なんだよね。どちらかというと戦後のアメリカの影響でキリスト教文化にどっぷりな訳で。
そう言う俺たちが『武士道』を読むと、まさに新渡戸稲造が外国人に向けて解説していることが、我々現代の日本人にとってもわかりやすい解説となっているのですよ。なんだかアイロニーっぽさを感じてしまうのですが、これも日本の現状ですなぁ。

さて、その後ジムで体を動かしてから帰宅。疲れた。