ちょうごうきん。〜こども心を忘れられず散財する〜

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『空の境界』上巻下巻

TYPE-MOON奈須きのこがWeb上(http://www.remus.dti.ne.jp/~takeucto/)で公開していた小説が同人版として出版された後,見いだされ講談社から一般に出版された小説。
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さて,はてなのリンクやらあらすじを述べたサイトはたくさんあるのでこれ以上の解説は省略。
まあ,先日久しぶりに『新世紀エヴァンゲリオン』を再見したりして随分と若い頃の感覚を思い出しつつある訳なんですが,人として自己とは何か?というのは必ず自問自答する時期がある訳で,それを伝奇ノベルという形で表現しているのかなと思う。
今現在の俺には主役の両儀式黒桐幹也らには共感する思いはない。
多少大人になってしまった証拠なんだろうし,ある意味彼らの達観した感覚にはたどり着いていない俺がいるわけだが。
後書きにもあるようにオタク層にウケる設定や世界観は見事だし,それを一般層でも気持ち悪い感覚なしに読ませる内容は立派。まあ,俺もオタクな訳で,それなりに面白かったですよ,そういう視点から見てもねヽ(´ー`)ノ
ただ,俺は純粋に月姫をプレイしたことのある一読者として普通に面白かったです。そっちの方が感覚としては大きいね。

別に妹属性も中性(男言葉や式の外見など)属性も着物属性もメイド属性もないしね。


あ,あとまつから聞いたんだが,現在同人版の『月姫』や『月姫読本』あたりはヤフーオークションで高値安定らしい。理由は,TYPE-MOONは『月姫』で同人として認められ,そしてプロへと活動の場を移して『Fate』を発表したんですが,同人業界に携わっている俺は当たり前のように何万部も出回っていると思っていたのだが,『月姫』はたった1万部程度なんだそうだ。当然『月姫読本』も然り。で,商業作品である『Fate』は俺の中でそれほど盛り上がったように見えないんだが,それでも初回2万は行っているらしい。というわけ

●追記●2004.08.25
 上の発売の数値は間違いですね。コメントでの指摘通りです。
ちなみに『Fate/StayNight』の販売数は
http://blog.livedoor.jp/uirou/tb.cgi/236206
を参照してください。
●追記ここまで●


で,『Fate』でTYPE-MOONを知ったオタクさんたちの行動。


ネットで情報を調べてみると同人時代になにやら作品を作っているらしい。
小説も発売されその延長線上にあるらしい。
手に入れてやってみたい。
でも,何処にも置いていない。
どうやらもう生産もしないらしい。
なら,ヤフオクに。



と言う流れらしい。